あさり飯 あさり飯





三番瀬では以前ほどではありませんが、潮干狩りでアサリが採れます。
これを使ってあさり飯を作りました。


三番瀬での潮干狩りです。養殖の貝を撒いたりしてはいないので、貝はすべて自然に育った天然物で味が良く、そのうえ入場無料です。
ここは水深があるのでいわゆる熊手でとることは難しく、以前は誰でもジョレンと呼ばれる熊手に網がついた漁具が使えたのですが、
現在では海上保安庁が取り締まりをおこなっていてジョレンは使えません。
選挙でも金権千葉といわれるようにこのあたりは金にきたない人種が多く、三番瀬埋立撤回でも補償金をめぐっての裏取引があったようです。
三番製が埋め立てられないと決まると補償金返還どころかこんどは公権力を使って残った三番瀬での利権独占に走っているわけです。
漁業権が設定されていない海域にもかかわらず昔からここでアサリを採っていた浦安の元漁師でさえ今はジョレンを使うことができません。
県条令ではジョレンなどという言葉はなく漁師用の道具を使ってはいけないということが書いてあるだけですが、これを拡大解釈し、
素人が使う小型のジョレンを漁師が使う「貝まき」や「まんが」と呼ばれる漁具とみなして取り締まりを行っているのです。
保安庁に聞くと取り締まりの基準は県の水産課からの要請によるものとのことですが、その県の水産課に条令の解釈の根拠を聞くと、
たしかに条令の解釈にムリがあるが、解釈変更はいろいろむずかしい(たぶん政治介入)と言葉を濁していました。
みんなスコップを使ったりザルをつかったり理不尽な取り締まりを逃れる工夫をしながらアサリを採っています。
いつもは沖の浅瀬に行って採りますが、今回は陸側から海岸に入って採りました。


三番瀬の沖の浅瀬でとれるアサリは綺麗なのですぐ使えますが、陸側のアサリは泥の中にいるので一晩きれいな海水で泥を吐かせます。
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だいぶ綺麗になりました。
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酒蒸しを作ります。
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アサリの殻と身を分けます。鍋の下にたまったスープも分けておきます。
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酒蒸しでできたスープでご飯を炊き、炊き上がりにアサリの身を混ぜます。
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できあがり。
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